大阪・関西万博で「アクセシブルサポート」を提供、会場内とバーチャルで、誰もが楽しめる万博の実現へ

日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場内外で、2025年4月13日から身体に不自由を抱える人でも万博に参加できるように支援をおこなう「アクセシブルサポート」が提供される。関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)が運営する、誰もが楽しめる万博の実現を目指すユニバーサルツーリズムプロジェクト「LET'S EXPO」が展開する。

会場内での対面でのサポートと、会場へ行くことが難しい人に対するバーチャル体験サポートを提供。会場内では、LET'S EXPOのスタッフが車いすユーザーをサポートし、会場内をスムーズに巡ることができるような支援などをおこなう。

一方、バーチャル体験では、夢洲会場を3DCGで再現したバーチャル会場をスマートフォンやPCなどでアバターを通じて楽しむことができる「バーチャル万博」や、LET'S EXPOで企画中の各パビリオンをライブ配信で楽しめる「オンラインツアー」を実施。介護施設や障がい者施設などで視聴できるように、LET'S EXPOのスタッフがサポートする。 

合わせて、「アクセシブルサポート」ボランティアスタッフの募集も開始した。募集人数は会場内サポートで1000人程度、バーチャル体験サポートで各都道府県10人程度以上。活動日の交通費・食費相当(2000円相当・プリペイドカードなど)も支給する予定。基本研修および配置別研修は2025年1月におこなわれる。

LET'S EXPOが実施した「身体に不自由を抱える高齢者の万博参加意向調査」では、86.4%の方が万博に行きたいと回答。一方で、そのうち98.1%が実際には参加が難しいと感じている。

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