国内大手旅行43社の総取扱額、2024年9月は前年比で微増、2019年比では25%減、海外パッケージは65%減

観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2024年9月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は3203億6807万円で、2023年同月比では1.4%増となったものの、2019年同月比では25.3%減。依然として改善は見られなかった。

国内旅行が2019年同月比21.8%減の1845億8857万円(2023年同月比5.2%減)、海外旅行は同29.3%減の1204億9322万円(同16.2%増)、外国人旅行は同31.7%減の152億8628万円(同12.9%減)だった。

旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、取扱額が同43.5%減の667億7900万円、取扱人数が同42.2%減の143万3468人。国内旅行は取扱額が同33.8%減の535億7126万円、取扱人数が同39.5%減の138万7628人、海外旅行が同64.9%減の129億7903万円、取扱人数が同77.3%減の3万4696人となり、パッケージツアー離れが顕著に続いている。

報道資料よりまた、主要各社・グループの総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB7社が24.4%減の1082億4408万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が23.8%減の339億2763億円、日本旅行4社が22.4%減の317億6401万円、阪急交通社2社が10.3%減の305億8844万円、KNT-CTホールディングス4社が33.7%減の287億6459万円の順だった。

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