世界13カ国の年末年始の消費傾向2024、日本人は「自分へのご褒美」消費の意向強く、Z世代が「旅行」に積極的 ―アメックス調査

アメリカン・エキスプレス・インターナショナルはこのほど、クリスマスや年末年始などのホリデーシーズンの消費傾向について、日本を含む世界13カ国や地域を対象としたグローバルの意識調査 「American Express Global Trendex - Holiday Seasons」 を実施した。このうち日本市場は、自分自身へのギフトに多くの金額を費やす傾向があり、アクセサリーに次いで、旅行を挙げる人も多かった。

まず、ホリデーシーズンのギフトについて、誰にどの程度の額のギフトやプレゼントを贈るか聞いたところ、日本では上位から「自分自身へのギフト(2万7461円)」「家族へのギフト(2万3524円)」「子供以外の家族へのギフト(2万2134円)」の順。同社は「1年の締めくくりや、新しく始まる一年に向けて、自分へのご褒美消費の意欲が高まっていることがうかがえる」と分析している。

「自分自身へのギフト」の具体的な内容は、「アクセサリー(ジュエリー、時計、財布、バッグなど)」が最も多く、全体38%を占めた。「旅行」は「衣類」とともに37%で続いた。

また、年末年始のホリデーシーズンの旅行予定については、日本の回答者の63%が「予定している」と回答。世代別に見ると、Z世代とミレニアル世代はそれぞれ74%と、ベビーブーマー世代(51%)と比較して高い傾向。特に、Z世代の33%は「予定があり、すでに予約している」と回答し、日本の回答者の全体平均の18%を大きく上回った。

旅行費の節約方法に関する質問への回答では、「海外旅行ではなく国内旅行にする(75%)」という回答が最も多く、次いで「ピーク時を外して旅行する(66%)」「旅行向けクレジットカードの特典や航空会社のマイル/ロイヤルティポイントを利用する(54%)」と続いた。旅行を予定している日本の回答者のうち90%が「国内」と回答しており、世界13の国や地域の平均(69%)と比較しても高い割合を示した。

調査は2024年6月21日~7月17日に実施。日本では約1000人が回答した。

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