タクシー配車アプリを提供するnewmo社は、東京海上日動火災保険と東京海上スマートモビリティとの業務提携で、東京海上日動の1時間単位の日本版ライドシェア向け保険「移動サービス事業者向け自動車保険」を導入した。さらに、東京海上日動はnewmo専用の事故対応体制も構築する。
日本版ライドシェアでは、タクシー同等の管理運営体制が定められており、損害賠償についても対人8000万円以上及び対物200万円以上の任意保険もしくは共済への加入が義務付けられている。
従来の保険商品では、稼働時間に合わせた柔軟な保険加入が難しく、1日単位での保険料が発生するため、短時間のみ稼働するライドシェアドライバーを雇用するタクシー会社にとって経済的負担が増していた。
「移動サービス事業者向け自動車保険」では、稼働時間に応じて保険料が設定されることから、ライドシェアドライバーの実働に合わせて効率的な補償を受けることが可能。また、従来の対人・対物物賠償責任補償に加えて、人身傷害補償やロードアシスト(事故発生時の車両搬送費用など)も含まれる。
専用の事故対応体制では、ライドシェア稼働中に事故が発生した場合、ドライバーからnewmoサポートチームに事故報告をすると、newmoサポートチームと東京海上日動が事故対応サービスを提供する。