航空連合スターアライアンス、オーストリアでも「航空 ＋ 鉄道」接続サービスを開始、ドイツ鉄道に続き

世界の大手航空会社が名を連ねる航空連合スターアライアンスは、オーストリア連邦鉄道（ÖBB）とインターモーダル・パートナーシップを開始する。これによって、スターアライアンスに加盟する25航空会社は、オーストリア国内のリンツ、ザルツブルク、グラーツ、インスブルックの4駅から出発する鉄道と接続する。

今回のパートナーシップは、ÖBBとオーストリア航空が2014年に開始した「AIRail（エアレール）」に基づくもの。オーストリアの主要都市とウィーン空港間の鉄道利用で、航空券と統合した鉄道乗車券やチェックインサービスが提供されてきた。今後は、スターアライアンスに加盟する各航空会社の航空券とÖBB鉄道の乗車券が統合され、共通のチェックインサービスで航空と鉄道を利用できるようになる。

同様のパートナーシップ事例としては、2022年8月にドイツ鉄道との間でインターモーダル・パートナーシップがある。鉄道だけでなく、バス、フェリー、その他の輸送手段とのシステムを統合し、利用者にシームレスな旅行体験を提供してきた。

なお、スターアライアンス加盟航空会社のロイヤルティ会員は、鉄道でもポイントを獲得することができる。