ウィラー、訪日客のバス利用動向を発表、春休み期間の予約数は前年比125%、富士山エリアが圧倒的な人気

WILLER MARKETINGは、冬季期間(2024年12月1日~2025年2月28日)および春休み期間(2025年3月20日~4月10日)のインバウンド観光客による同社グループのバス利用の動向をまとめた。予約サイト「WILLER TRAVEL」の多言語サイトの動向をまとめたもの。

それによると、春休み期間の総予約者数は前年比125%。東名阪を結ぶ都市間路線を除くと、富士山・富士五湖エリアが圧倒的な人気となっている。また、広島、高山、別府、湯布院などの日本文化を感じられる地域や、冬季に続いて温泉地への関心も高まる傾向が見られるという。

特に、広島は、歴史的観光地としての認知度が高く、フランス、ドイツ、英国などの欧州からの旅行者の増加が顕著。一方で、温泉地の別府、湯布院は、韓国、台湾、香港からの旅行者に人気となっている。その他、金沢、熊本、仙台といった地域がランキング上位に入った。

冬季期間の総予約者数は前年比138%の約17万人。184カ国からの利用が確認され、特に中国(20.0%)、台湾(13.5%)、韓国(9.4%)、インドネシア(8.9%)、香港(8.5%)が上位を占めた。

人気エリアトップ5は「富士山・富士五湖・河口湖」「洞爺湖温泉」「登別温泉」「高山」「白川郷」。人気エリアの傾向は国ごとに異なり、中国は洞爺湖温泉、オーストラリアは白馬が人気を集めた。

また、バス予約者の男女比は女性52%、男性48%と、わずかに女性の利用が上回る結果となった。年代別では20代の利用が最も多く、全体の53%を占めた。

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