旅行会社
国内外の旅行会社に関連する最新情報をお届けします。
2020年の旅行業の倒産件数は低水準、一方で業績回復見えず過剰債務の恐れ、転業や廃業への支援不可欠に -東京商工リサーチ
東京商工リサーチによると、2020年の旅行業の倒産件数は、コロナ禍でも政府の支援策などにより過去20年間で2番目の低水準。ただ、依然として収束が見えないことから、見通しは暗い。
HIS、飲食店のコンサルティング事業開始、海外進出を支援、「あんこ」を世界に売り出し
HISが飲食店の海外進出支援に向けたコンサルティング事業に乗り出す。石川県の和菓子店と契約。食を通じて地域創生につなげる「HIS FOOD PROJECT」の一環。
JTB、旅館・ホテルの人手不足解消で「おてつたび」と提携、一部費用を負担し経営支援も
JTB旅ホ連がおてつたびと連携。おてつたびは短期的・季節的な人手不足に悩む旅館やホテルに、観光業に関わりたい若者を紹介するマッチングサイト。
シンガポール航空、NDCコンテンツの提供を開始、1月からアジア太平洋地域で
シンガポール航空は、アマデウスの「Amadeus Travel Platform」に接続している旅行会社向けに、同航空のNDCプログラム「KrisConnect」のコンテンツの提供を開始。1月にアジア太平洋から。2021年上半期中には他の市場でも順次展開していく予定。
クルーズ予約「ベストワンクルーズ」、最大1億円の還元キャンペーンを開始、割引やAmazonギフトカードなど提供
クルーズ予約サイトを運営するベストワンドットコムが例年通り年末年始のキャンペーン。運行再開となった日本発着日本船、外国船日本発着コースの販売拡大を目指す。
観光産業の復活へ、 観光関連企業・組織トップの2021年「年頭所感」を整理してみた
2021年を迎え、旅行・観光関連の各社トップが年頭所感や新年の挨拶として今年の方針や決意を表明。各組織・企業が示す方針を整理してみた。
【年頭所感】JTB代表取締役社長 山北栄二郎氏 ―新しい交流時代を切り拓く
JTB社長の山北氏は、コロナ感染拡大に伴う人々の変化を踏まえ、新しい交流時代を切り拓くための新たな取り組みに挑戦していく意欲を示した。
【年頭所感】阪急交通社代表取締役社長 酒井淳氏 ―DXの象徴的な年になる、ウェブ販売の強化へ
阪急交通社社長の酒井氏は年頭所感で、2021年はDXの象徴的な年になると明言。新たな価値提供を行い、安心安全を担保した旅行商品を提供できる環境を整える大事な年であると述べた。
【年頭所感】日本旅行代表 堀坂明弘氏 ―デジタル化(DX)加速、「人によるサービス」の重要性は不変
堀坂氏は新しい生活様式下で、コロナ以前からの大きな変化が押し寄せていると指摘。2021年は、従来の旅行業の範疇を超えた新たな事業展開などドラスティックな構造改革を進め、未来へ続く企業へと前進する決意を述べた。
【年頭所感】HISジャパン プレジデント 中森達也氏 ―新しい旅行業を歴史に刻む年、変化をチャンスに
HIS中森氏はコロナによる深刻な状況が継続しているとの実感を述べながらも、危機を乗り越えることが原動力となると言及。様々な変化を受け入れながら、新たな形を形成する年になると展望した。
【年頭所感】楽天 トラベル事業 髙野芳行事業長 ―サイト開設20周年、前向きな取り組みを地道に継続
楽天トラベル事業事業長の髙野氏は、コロナ禍に見舞われた観光産業が一刻も早く回復するよう、宿泊施設や業界パートナーとともに前向きな取り組みを継続していく考えを示した。
【年頭所感】リクルートライフスタイル執行役員 宮本賢一郎氏 ―宿泊施設の業務支援、旅行回数の増加へ取り組み
宮本氏は今年も、感染症の状況を鑑みながら、国内総旅行回数の増加に取り組む意志を強調。旅行の魅力を感じてもらうことで旅行回数を増やし、旅行業界の活性化に貢献するとしている。
【年頭所感】ヤフー執行役員 津留崎耕平氏 ―送客の最大化に邁進、新しい旅の啓発にも尽力
津留崎氏はコロナ禍に感染拡大防止に努めながら日々の業務にあたる宿泊施設への感謝を示し、宿泊施設への送客最大化に邁進すると言及。感染防止策を徹底した新しい旅の啓発や、安全安心な旅のスタイルの普及にも取り組むとしている。
【年頭所感】「LINEトラベルjp」ベンチャーリパブリック柴田啓社長 ―ピンチをチャンスに、コロナの副産物を収穫する基盤を築く
柴田氏は、パンデミックが市場の混乱だけでなく、大きな利益をもたらしたことも指摘。旅行市場は以前よりも大きな規模で復活するとの展望を述べた。
【年頭所感】Trip.comグループ日本代表 蘇俊達氏 ―アフターコロナは地域・国内観光の振興に貢献
蘇氏は同社が昨年、無料キャンセル補償やフレックス予約の導入など感染拡大予防への対応に最大限努めたことを説明。コロナ収束後には日本のインバウンド回復に向けた観光振興に貢献していく考えを示した。
【年頭所感】エクスペディア・ホールディングス代表取締役 マイケル・ダイクス氏 ―復興とビジネスの成功をテクノロジーで支援
ダイクス氏は未曽有の年となった2020年を振り返り、困難な状況でも今年、そしてその先の旅行業界の未来を考える機会となったと言及。今後も、パートナー施設の復興とビジネスの成功を、強力にサポートするとしている。
【年頭所感】ブッキング・ドットコム、北アジア地区統括ディレクター、ヴィカス・ボーラ氏 ―五輪の今年は未知のステージ、取扱いサービスの拡充へ
ボーラ氏は東京五輪を控える2021年は、未知の世界が広がるステージになる年と展望。日本のユーザーのニーズにあったサービスと、魅力的な旅行体験の提供に鋭意努力するとしている。
【年頭所感】KNT-CTホールディングス社長 米田昭正氏 ―構造改革で専門性磨く、唯一無二の存在へ
米田氏は、近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム、KNTコーポレートビジネスの各事業会社やコスト構造の抜本的な構造改革を実施。これにより、自らの専門性を磨き、市場の変化に即応できる唯一無二の存在を目指すとしている。
【年頭所感】ジャルパック代表 江利川宗光氏 ―ツーリズム史の1ページを飾る希望の1年に
江利川氏は2021年、東京五輪開催にあわせ、安全安心な海外旅行と訪日旅行を業界一丸で実現することに意欲を示した。世界中で国際交流が制限された中、安全安心な旅の実現によって、日本が主体的に「世界の開国」をリードできるとの信念も述べた。
【年頭所感】ANAセールス代表取締役社長 高橋誠一氏 ―「現在窮乏、将来有望」、新体制下で新しい価値ある旅づくりに挑戦
高橋氏はANAグループの事業再編を控える今年、グループの「安心と信頼の品質」にさらに磨きをかけ、新しい価値ある旅づくりに挑戦するとしている。