観光地の放射線安全性を証明-独の第三者認証機関がサービス開始

ドイツの第三者認証機関の日本法人、ティフ・ラインランド・ジャパンは、日本国内の観光地に対する「放射能安全環境検査証明サービス」を開始した。

ティフ・ラインランドは国際的な安全基準に即した放射線防御の測定を実施しており、チェルノブイリ原発事故後のプロジェクトなども携わった豊富な経験を有する。今回のサービスはこうした経験を持つティフ・ラインランドが測定することで、海外からの旅行者に観光地の安全性とその透明性を提供することが目的。東京から日光までの関東都市圏のほか、富士箱根国立公園、名古屋、大阪、京都となど関西都市圏、広島、九州などの安全性を証明する。証明の有効期間は1年間。2013年春には日本アルプス地域にも対象を広げる予定だ。

これにあわせ、ドイツの大手旅行会社であるJF Toursの依頼で、日本の観光地の放射線物質の調査を実施した。35カ所以上の観光地および観光地までの旅行経路で放射性物質の濃度と放射線被曝量の分析を行ない、JF Toursが提供する日本の観光地へのツアーが安全であると判断。JF Toursの日本ツアーに第1号の「放射線安全環境検査証明」を発表した。

なお、JF Toursは1998年設立。当初から日本ツアーを専門に取り扱っており、日本ツアーの出発日は、震災直前は年間約250日だった。2013年は80日以上を設定している。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…