モバイル・コンテンツ・フォーラムの調査によると、2012年のモバイルコマース市場は前年比28%増の1兆4997億円となった。このうち、旅行チケットや航空チケットなどを含むサービス系市場は前年比48%増の6281億円と大幅に増加。一般的な通販などの物販系市場(18%増の6878億円)、証券取引手数料等などのトランザクション系市場(13%増の1838億円)に比べて、高い伸び率となった。
モバイル・コンテンツ・フォーラムではモバイルコマース市場の拡大について、スマートフォンの普及が要因と言及。特にサービス系市場、トランザクション系市場ではターゲットであるビジネスマンがスマートフォンのコアユーザーであることから事業者の対応が進んだことが、市場拡大を後押ししたとしている。
なお、2012年のモバイルコンテンツ市場は16%増の8510億円で、このうちフューチャーフォン市場は27%減の4793億円と減少。代わりにスマートフォン等市場が361%増の3717億円と劇的に拡大した。