日本百貨店協会が発表した2013年9月の全国百貨店売上高概況によると、売上高総額は前年同月比2.8%増の約4443億円で2か月連続のプラスとなった。同協会によると、9月は台風などで入店客数が影響をうけたものの購買意欲は堅調。ファッション関連商材が好調に推移したことが牽引したという。
内訳をみると、高額商品は中核である美術・宝飾・貴金属で同6.3%増。昨年の大幅増(7.1%増)と比較すると水準を落としているものの好調さを維持している。また、拡大基調が続く訪日外国人の売上は前年比113.7%増、客数は同106.2%増で倍増した。特に、東南アジアが急伸しており、さらに台湾・香港・韓国なども好調だという。
地区別では特に好調さが目立つのが大阪。売上げの前年比が8.3%で全国で1位となっており、11か月連続でプラスを維持している。なお、大阪に続いて仙台が同6.8%増、札幌が同5.5%増、横浜が同5.2%増となっている。