日本旅行業協会(JATA)は新年の記者会見で2014年の活動方針などを発表した。会見を行った会長の菊間潤吾氏は、中国・韓国からの訪日客の停滞の「流れを変えたい」として精力的な活動を行っていく方針を明らかにした。
菊間氏は、会見で中国・韓国は訪日旅行にとって最大のマーケットであり「もとの成長路線に戻すことは重要なこと。」と言及。JATAとして、訪日、訪韓あわせた「民間交流の拡大を図る動きをしていきたい。」方針だ。
具体的には、2月初めに韓国にはJATA代表団の派遣する。現在の予定では、菊間氏が団長を務め、JATA役員各社20社程度が行政や観光関連団体への表敬訪問を行うという。メッセージとしては、観光関連、行政、メディアにたいして日本が韓国からの旅行者を歓迎する意思を伝える。また、韓国側の観光業界からも、日本人旅行者を歓迎する意思を受け取りたい考えで、菊間氏はこうした活動によってツーウェイで「雰囲気を変えたい」と語った。
中国については、タイミングを見計らいながら同様の活動を計画する。なお、2013年末に首相が靖国神社を参拝したことで、現在のところ中国・韓国からの目立ったキャンセルはないという。この理由を、菊間氏は「現在は団体よりも個人が増えいる」ことを指摘、観光面での影響はあまりでていないとの見解だ。
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