カンター・ジャパンは、2013年9月から11月に実施した携帯電話・スマートフォン、タブレット機器の購買・使用動向調査を発表した。結果によると、日本におけるスマートフォンのOS別販売シェアでは、iOSの機種、iPhone(アイフォーン)のシェアが69.1%、Android(アンドロイド)の機種のシェアが30.0%だった。
また、アメリカ、イギリス、ドイツなど欧米各国では、同時期に行った調査のときよりもiPhoneのシェアが概ね低下。昨年発売された新機種iPhone(iPhone5s、iPhone5c)の販売は良好のようだが、欧米主要国ではWindows Phone(ウインドウズフォーン)のような競合が少しずつシェアを拡大しており、iPhone(アイフォーン)の販売シェアは伸びなかったとみられる(以下表資料はカンター・ジャパン資料より)。
▼日本のiPhone(アイフォーン)販売シェアは69.1%、欧米は低下
日本の16歳以上の消費者に対し、過去1ヵ月の間に購入したスマートフォンの機種について質問したところ、iOS(アイオーエス)の機種、すなわちiPhone(アイフォーン)と回答した人の割合が69.1%、Android(アンドロイド)の機種と回答した人の割合が30.0%という結果になった。
また、 アメリカ、イギリスなど9ヵ国(日本を含む)の消費者にも、過去1ヵ月の間に購入したスマートフォンの機種について質問した。iPhoneのシェアはアメリカの43.1%、オーストラリアの35.0%のほか、欧州各国で3割以下という結果だった。
各国のiPhone(アイフォーン)の販売シェアについては、2012年9月から11月に行った調査結果と2013年のデータを比較すると、もともとシェアが少なかったスペインを除く7ヵ国でiPhone(アイフォーン)の販売シェアは前年を下回る結果となった。各国微減だが、アメリカは10%近い減少で過半数を割っている。
※日本では同時期に調査を実施していない。
このため、カンター・ジャパンでは、昨年発売されたiPhoneの新機種(iPhone5s、iPhone5c)の販売は良好のようだが、欧米主要国ではWindows Phoneのような競合が少しずつシェアを拡大しており、iPhoneの販売シェアは伸びなかったとみている。
この調査は、カンター・ワールドパネル社が実施する 12ヵ国の携帯電話・スマートフォン、タブレット機器の購買・使用動向を分析したもの。2013年9月から11月、16歳以上の男女(イギリスは13歳以上)を対象に、主にインターネット調査(日本を含む)を行った。日本の調査対象者数は1万人/月。