カタール航空(QR)の3つ目の日本路線となる羽田/ドーハ線が2014年6月18日に新規就航した。初便となるドーハ発のQR810便は同日深夜に羽田空港に到着。羽田発初便は、19日深夜にB787(ドリームライナー)の254席が満席で出発した。
カタール航空日本支社、東京支店長の高橋亮介氏によると、日本発初便に搭乗したのは、ほぼ日本人。就航開始の発表が2014年3月だったため、短期間での販売しなければならない状況だったが売れ行きは「好調だった」という。初便は、約9割が旅行会社を経由した販売となり、ドーハ経由のイタリア、スペイン、トルコ方面へのレジャー旅客が多かった。
今回の羽田線は成田、関空に続く同社にとって3つ目の日本路線。高橋氏は、羽田線の就航決定後も「成田、関空の販売は堅調」と語り、羽田線の位置づけを「新規ビジネスとして地方旅客の取込みができている」と語った。
ハイシーズンを迎える夏場(9月頃まで)の予約も好調で、現在70~80%の販売状況。夏場はほぼ満席でのフライトになる見込みだという。こうしたことから、提供価格は上がっていくことが想定されるが、大阪支店長の東山光氏は「料金があがっても、(旅客の)需要が強い」と、今夏の堅調さを語った。
なお、今回の羽田便の就航によって、同社の日本路線は週14便(関空7便、成田7便)から週21便に拡大する。羽田便は深夜早朝枠での運航。
(トラベルボイス編集部:山岡薫)