カジノ&MICEの統合型リゾートIRの消費額推計は13.5兆円、東京・沖縄・大阪が人気 -博報堂調査

博報堂は、カジノ推進法案の上程や国民世論の高まりを受けて、統合型リゾート(IR/MICE)に関する全国調査を実施した。このなかで、統合型リゾート関連施設での潜在的な消費総額を、全国合計で13.5兆円になると推計した(調査対象者が選択した1か所での消費金額を足し上げた場合)。

また、統合型リゾートの建設が検討されている施設のうち、最も訪問意向率が高かったのは、東京(お台場)で25.9%となった。東京には年間約2400万人の国内在住者の来場が来場するポテンシャルがあるとし、施設全体の売上(ショッピングを除く)は最大2.9兆円と試算する。

2番目に訪問意向率が高かったのは沖縄(14.9%)で、訪問意向者の32.3%が関東地方在住者、19.1%が近畿地方の在住者など、大都市圏からの動員力が高い。来場者数は約1400万人、売上は1.3兆円(推計)。3番目は大阪(臨海部)(13.2%)で、61.5%が近畿地方在住者、10.0%が東海地方在住者など、近隣地域の動員力が高いと見る。来場者数は約1300万人、売り上げは1.9兆円と試算した。

調査は2014年3月に、全国47都道府県の各100人・計4700人を対象に実施。トータルスコアは人口構成でウェイトバックした拡大推計方式で算出。

(トラベルボイス編集部)


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