日本旅行は2014年下期(10月~3月、一部4・5月出発)の海外パッケージ商品「マッハ」「ベストツアー」を発売した。2014年度として内容重視の企画提案型商品と高品質商品を強化する中、下期はヨーロッパを最重点方面として強化。羽田発コースを拡充し、地方需要の取り込み拡充を図る。また、好調の航空座席アッパークラスの利用コースは専用商品として設定。発売日を前年より1か月以上前倒しし、座席確保を図った。このほか、クリスマスやオーロラなどの季節型素材では、オフ期メリットを生かしたリーズナブルな価格設定の専用商品も展開していく。
顧客層ではハネムーナーと熟年・シニアを強化。ハネムーナーでは欧州、豪州、北米のロング方面で専用商品や専用コースの掲載を強化し、約3週間前倒しして販売する。熟年・シニアではフライ&クルーズ商品や中南米・アジア方面での観光充実型を増加。特に下期がオンシーズンとなる中南米では前年の4割増しのラインナップとした。
このほか、円安傾向やインバウンド増加による価格上昇、航空座席確保の競争激化といった海外旅行市場の環境にも対応。廉価ホテルや航空便臨時便の仕入れを拡大することで、「イチ押し」や「行っ得」など価格重視型シリーズのラインナップを強化していく。下期の商品販売は全方面合計で、前年同の15万8000名を目指す。
方面別数値は以下のとおり。
【日本旅行 2014年下期販売目標】
- アジア 7万人
- ヨーロッパ 5万7000人
- ハワイ 1万人
- グアム・サイパン 1万3700人
- アメリカ・カナダ 3800人
- オセアニア 3500人
- 合計 15万8000人(前年比100%)
(トラベルボイス編集部)