日本リサーチセンターが実施した、全国のゆるキャラ・ご当地キャラに関する自主調査によると、認知度の高いゆるキャラは「くまモン」(88%)と「ふなっしー」(86%)で、それぞれ8割を超えた。次いで「せんとくん」(74%)、「ひこにゃん」(51%)、「ちっちゃいおっさん」(40%)と続き、全国的に4割以上の認知率があるのは5種類だった。また、調査対象の27種類のうち、20種類は2割以下に留まった。
性年齢別では、女性は15~69歳まで「くまモン」が1位。いずれも9割を超えているほか、70~79歳のシニアも86%と、圧倒的に認知度が高い。「ふなっしー」は男性15~49歳で1位となり、男性の若年層での認知度が高かった。ただし、男性は9割に達した年代はなく、女性よりも認知率が低い。
また、全国的には認知が低くても、地元や近隣地域では認知率が高くなる傾向も判明。例えば、愛知県岡崎市の「オカザえもん」は、全体では19%だが、中部・北陸に限ると50%に、北海道夕張市の「メロン熊」は、全体では29%だが北海道・東北では44%に上がった。
ゆるキャラに対する好感度は74%で、そのうち「とても好感が持てる」が20%。性年代別では女性の方が好感度が高く、特に40代が85%、50代が84%と、ミドル・熟年世代の支持が高かった。男性では15~19歳が81%と唯一8割を超えたが、それ以外は6割~7割未満となり、女性よりも好感度が低かった。
調査は2014年6月4日~6月16日まで、全国の15~79歳の男女を対象に、個別訪問留置方式で実施。有効回収数は1200人。
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(トラベルボイス編集部)