フィンエアーグループは、2015年に長距離路線投入予定のA350 XWBの機内デザインを発表した(右画像)。同社のA350機には、すべてWi-Fiが装備される予定。機内デザインは、フィンランド・ヘルシンキの大手デザイン会社dSign Vertti Kivi & Co社が担当し、ビジネスとエコノミークラスの両クラスに見晴らしの良い大きな窓を配置し、アンビエントLED照明によって落ち着いた雰囲気とした。
全297席のうち46席のビジネスクラスでは、すべて旅客が直接通路に出ることができる1-2-1のレイアウトを採用。エコノミークラスのキャビンでは、31インチの座席間隔のシートを採用し、3-3-3のレイアウトで配置した。キャビン前方のエコノミーコンフォート(43席)では、従来よりも足回りを4インチ広く設計している。
同社は、これらのA350機を長距離向けの主力航空機として行く方針で、A350機は11機の正式契約と8機のオプション契約を済ませている。2015年後半よりA350機の運航開始を予定。最初の就航は上海、バンコク、北京になる見込みだという。