2014年ハワイへの日本人旅行者は2%増の156万人見込み、来年はロマンス市場に注力へ

2014年ハワイへの日本人旅行者は、昨年から2%増の156万人程度の見込みだ。これは、このほど開催されたハワイ州観光局(HTJ)のメディア向けセミナーで同局ヴァイス・プレジデントのミツエ・ヴァーレイ氏が言及したもの。円高などの影響で現地での消費額はマイナス傾向だが航空座席供給は増加。日本からの旅行者は国際市場でシェア18%を占めており、HTJは引き続き日本市場でのプロモーションを強化する。

HTJは、来年も引続き「隣島」「ロマンスマーケット」「ファーストタイマー」の誘致に力をいれる方針だ。ヴァーレイ氏によると、HTJのフェイスブックは、フォロワー5万人のうちほとんどが30代以上。こうしたことから、「(ロマンスマーケットは)次の世代をつくるためにも必要」と語り、プログラム作成しウェディングやハネムーン、カップルや記念日旅行など「来年は大掛かりなアプローチを図る(ヴァーレイ氏)」。

また、ヴァーレイ氏によると、ハワイ関連のメディア露出は増加傾向で前年比140%。特にテレビやオンラインメディアでの露出が増加傾向で、グルメ、健康(オーガニック)、習い事、カルチャー、人などがメディアの取材トレンドだという。こうしたことを受けて、メディア向けセミナーでは「ファッション」、「グルメ」、「ヘルス」、「カルチャー」、「人」、「社会貢献プログラム」、「ロマンス」の7つのテーマでハワイの素材をアピールした。

なお、開催されたセミナーには、ハワイ現地からホテルやアトラクション、レンタカー会社の20社からメディア及びマーケティング担当者も参加。セミナー後のワークショップで、それぞれ情報提供や意見交換を行った。

(トラベルボイス編集部)

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