カカクコムグループの旅のクチコミサイト「フォートラベル」とグルメサイト「食べログ」は連携を強化する。このほど、フォートラベルのサイトから日本国内のレストランを検索し、そのまま空席確認や予約を行うことが可能とした。現在は、一部の飲食店での連携となっているが、今後は掲載数を拡大する予定。旅行者が旅先で同サービスを活用することに期待している。 *右画像はカカクコムサイトの事業説明図。
掲載している飲食店の予約はパソコン、スマホ、どちらからでも可能なものとしている。サイト上の表示は以下のとおり。
「食べログ」の掲載レストラン数は、2014年6月末段階で約78万件。月間の総ページビューは約13億PV、利用者数が5661 万人で月額制のユーザー向け有料サービス「プレミアム会員」は2014年9月に累計45万人を超えるなど日本有数の飲食店情報サイトとなっている。フォートラベルは、2014年8月に会員数が20万人を突破。月間利用者数も2014年8月度に過去最高となる1000万人を超えるなどの成長を見せている。
カカクコムは、グループとしての強みを「情報選択メディアとしての圧倒的な認知・集客力」「購買意欲の高い、30代以上への高いリーチ」「データベースや利用者動向を生かしたマーケティング支援」の3つを掲げ、旅行分野を同社の第3の柱との位置づけて事業拡大を目指している。こうしたことから、今後も運営サイト同士の相乗効果を図る展開が見られそうだ。
(トラベルボイス編集部)