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楽天の2014年第3四半期(2014年7月1日~9月30日)連結業績で、国内Eコマースの楽天市場の売上収益は、前年比5.8%増の357億3400万円、営業利益は3.8%増の180億2400万円となった。 *右画像は楽天トラベルの予約流通総額推移。クリックで拡大(楽天決算資料より)。
このうち、トラベル事業の営業収益は6.7%増の108億8000万円、営業利益は29.4%増の52億5100万円。海外事業が改善し、為替差益も利益上積みに貢献した。予約受付ベースのキャンセル前取扱高を示す「予約流通総額」では、11.8%増の1808億円(消費税込)と2ケタ増となった。
決算説明会で代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は「すばらしい成長を遂げている」と評価するとともに、「インバウンドをさらにテコ入れする。もっと大きな数字、ターゲットを広げていきたい」と訪日ビジネスをさらに強化する考えを表明。
第3四半期中は訪日サイトのリニューアルを実施しており、中国語では香港、台湾(繁体字)、中国本土(簡体字)と市場別に開設。さらにタイ語も追加するなど、英語、韓国語も含めて6言語展開に拡大。現地メディアでの露出も増加させた。
▼楽天での購入者数は1488万人、商品数は1.5億点超
「安心・安全なモール」に向けて新サービス導入や出店審査の厳格化も
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三木谷氏は、「現在は質に焦点を当てている。出店店舗の質とサービスを上げていく」と語り「ユーザーと店舗の双方にとって魅力ある健全な取引の場」を提供するための取組みを説明した。すでに店舗申請に対して「かなりの数を却下している」といい、既存店舗に対しても、3段階の出店プランのうち中級・上級プランの店舗育成に注力していく方針。すでに両プランの店舗は全体の4割超に拡大している。
今後はさらなる「安心・安全なモール」に向け、新サービスの導入と店舗向けの料金体制の改定も予定。機能の一部無料化や、流通総額に占める割合が43%となったモバイルなど環境変化に応じた料金体系の刷新、不正店舗の強制退店、出店審査の厳格化なども予定している。
参考記事>>>
(トラベルボイス編集部)