博報堂DYメディアパートナーズ・メディア環境研究所の「70代メディア・コンテンツ接触状況と暮らしの調査」で、70代のメディア接触時間が1日あたり430.6分(7時間強)である結果が発表された。他の性年代と比較すると男性20代が477.5分で最も長いものの、マスメディアは70代が最も長い。
男女別では男性より女性の方が50分以上長く、媒体別ではテレビが3時間半強で最長。ただし、昨年よりもテレビは減少しており、2番目に多いラジオが増加。東京地区の場合は78.3時間となり約23分増えた。
メディアに対するイメージについては、「情報が早くて新しい」はテレビ(79.5%)で、「情報の幅が広い」は新聞(60.9%)が最多だった。「パソコンからのインターネット」はいずれも30%程度だが、10~60代の「情報の幅が広い」はパソコン(58.4%)が最多となっており、70代との差が見て取れる。
また、「自分にとってなくてはならない」は新聞(49.8%)がトップで、テレビ(42.6%)の次に携帯電話(39.9%)が3番目に多かった。昨年の10%前後から急上昇し、その反対に「わからない・あてはまるものがない」が70%強から30%未満に大きく減少していることから、博報堂DYメディアパートナーズでは携帯電話が70代の生活に根付き始めているとしている。
調査は2014年1月24日~2月6日、東京・大阪の70代男女を対象に実施。サンプル数227サンプル。