ANAの2015年、成田／ヒューストン線開設、アジア路線増便で成田のハブ機能を強化

ANA（全日空/NH）は2015年6月12日、成田／ニューストン線を1日1便で開設する。2015年夏期スケジュールの国際線路便計画の一部として発表した。成田／ヒューストン線の就航は、本邦航空会社として初めて。

ヒューストンは、太平洋路線でジョイントベンチャー（JV）を行なうユナイテッド航空（UA）のハブ空港であり、米国南部やメキシコへの以遠需要も狙う。米国南部では19都市、メキシコでは7都市へのユナイテッド航空便で、コードシェアを行なう予定だ。

また、成田発着の東南アジア路線も強化し、2015年6月11日には成田／シンガポール線、8月1日には成田／バンコク線をそれぞれ1日2便に増便。早朝着のスケジュールを再開し、アジアから北米への乗継利便性を拡充する。ヒューストン線及び、シンガポールセントバンコク線の増便分の予約販売は、2014年12月17日から開始する。

これにより、これまで推進してきた羽田と成田のデュアルハブモデルにおいて、成田の国際ハブ機能を強化する。成田でのMCTは45分で、今回の路線計画により、早朝着ではアジア5都市から今回就航するヒューストン線、ワシントン線など、ANAが運航する5つの北米線と接続。また、成田午後着ではユナイテッド航空とのコードシェアを含め、アジア11都市から北米10路線へ、北米10都市からアジア12都市へ接続している。

【成田／ヒューストン線・新規就航スケジュール】2015年6月12日～　※関係当局への申請・認可が条件

• NH174　成田　11：15発／ヒューストン　09：30着（毎日）
• NH173　ヒューストン　11：20／成田　15：20（翌日）着（毎日）

機材：ボーイング777-300ER（ファーストクラス8席、ビジネスクラス52席、エコノミークラス190席）

【成田／シンガポール線　増便分・スケジュール】2015年6月11日～※関係当局への申請・認可が条件

• NH845　成田　17：30発／シンガポール　23：15着（毎日）
• NH846　シンガポール　00：35発／成田　08：45着（毎日）

機材：ボーイング787-8（ビジネスクラス46席、エコノミークラス123席）

【成田／バンコク線・増便分スケジュール】　2015年8月1日～※関係当局の申請・認可が条件

• NH807　成田　16：55発／バンコク　21：35着（毎日）
• NH808　バンコク　00：30発／成田　08:40着（毎日）

ボーイング787-8（ビジネスクラス46席、エコノミークラス123席）