日経BPコンサルティングは、「Webブランド調査2014 秋冬」をとりまとめた。それによると、総合ランキング1位は「楽天市場」(前回の春夏版では2位)、2位は「Yahoo! JAPAN」(前回1位)、3位「Amazon.co.jp」(前回3位)となった。旅行業界関連では「楽天トラベル」が17位(前回23位)、「東京ディズニーリゾート」が19位(前回11位)、「じゃらんnet」が23位(前回9位)、「JAL」が29位(前回39位)、「ANA」が31位(22位)などとなっている(総合トップ10および50位以内の旅行業界関連サイトを以下に記載)。
総合ランクトップとなった「楽天市場」について、日経BPでは、楽天がポイントを活用した取り組みを積極化すると同時に、インターネットと実店舗、会員をつなげる多彩なメニューを開発したことで、スコアを上昇させたと分析している。
▼上昇度ランキング 「高速バスネット」が大幅アップ
また、全体を通じたスコア上昇ランキングでは、「UCC上島珈琲」「東急ハンズ」「オムロン」サイトに続いて「高速バスネット」が前回の195位から48位に急上昇、トップ4にランクインした。スコア急上昇となったサイトでは、楽天でみられたような「リアル店舗とサイトの連携」のほか、「商品を魅力的に見せる視覚要素の工夫」(例:UCC上島珈琲)や「情報量を絞ることで、利用者が必要な情報を探しやすくするレイアウト」(例:東急ハンズ)などが成功要因になったとしている。スコア上昇ランキングトップ10は以下のとおり。
▼旅行業界関連サイトは 「楽天トラベル」など9サイトが50位以内に
旅行業界関連サイトでトップ50内に入ったのは、17位「楽天トラベル」(前回23位)、19位「東京ディズニーリゾート」(前回11位)、23位「じゃらんnet」(前回9位)、29位「JAL」(前回39位)、31位「ANA」(前回22位)のほか、37位「JTB」(前回27位)、46位「えきねっと(JR東日本)」(前回36位)、48位「高速バスネット」(前回195位)、50位「るるぶ.com」(前回63位)など。また、総合上位に入った各サイトのほか20位「ぐるなび」(前回31位)や35位「食べログ」(前回50位)やなど、オンライン旅行サイトとの連携に積極的に取り組む複数のサービスサイトも含まれた。
総合ランキングトップ10は以下のとおり。
▼「Webブランド調査2014-秋冬」全体ランキングトップ10
サイト名:スコア(前回順位:スコア差)
- 楽天市場:121.5(2位:+3.1)
- Yahoo! JAPAN:118.1(1位:-7.7)
- Amazon.co.jp:107.0(3位:-7.4)
- Google:102.6(4位:+7.0)
- You Tube:84.1(7位:+3.9)
- 価格.com:80.1(5位:-6.9)
- サントリー:78.6(6位:-3.0)
- Wikipedia:78.4(8位:+0.5)
- ヤマト運輸:75.1(10位:-0.9)
- クックパッド:75.0(13位:+3.4)
この調査は、企業や団体が運営する日本の主要500サイトについて、「アクセス頻度」「サイト・ユーザビリティ(Webサイトの使いやすさ)」「コンバー ジョン(会員登録や商品購入などサイト内で実際に行われた行動)」「サイト・ロイヤルティ(Webサイトへの意識やリピート意向)」「態度変容(サイト運 営者のイメージや購入意向への影響)」「波及効果(Webサイト以外での行動誘発)」の6つの要素についてインターネットユーザーが評価した結果に基づ く。今回の調査期間は2014年10月8日~20日、有効回答数は36,369だった。
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