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観光庁は、主要旅行業者50社の旅行取扱状況速報(2014年10月分)を発表した。それによると、海外、国内、外国人旅行を合わせた総取扱額は、前年比1.9%増の5943億947万円となった。海外旅行の取扱額は前年比0.1%減の2239億5428万円、国内旅行は同2.3%増の3583億9437万円。外国人による訪日旅行は同39.8%増の119億6082万円と堅調な伸びを示した。国内旅行では2014夏から関西方面が好調で特にテーマパーク目的の旅行が取扱額増に寄与。訪日旅行では、ビザ緩和策が奏功し東南アジアからの旅行者増が続く要因となっている。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行)の取扱額では、海外旅行が前年比6%減の683億769万円、国内旅行が同0.1%増の816億8929万円、外国人による訪日旅行が同23.4%増の4億9155万円となった。取扱人数は、海外旅行が同13.2%減の31万8653人、国内旅行が同4.9%減の286万6876人、外国人旅行は同40.3%増で2万7596人だった。
企業別では、国内旅行でKNT-CTが前月の取扱額3位から2位に浮上、楽天トラベルとの拮抗が続いている。また、外国人旅行ではHISグループが前年比101.3%の大幅増、日本旅行が60%増、KNT-CTが58.7%増。JTBは過去12カ月内で最高の4月に次ぐ取扱額となった。
旅行会社の海外旅行取扱額上位5社の比較グラフは以下のとおり。
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旅行会社の国内旅行取扱額上位5社の比較グラフは以下のとおり。
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旅行会社の訪日旅行取扱額上位5社の比較グラフは以下のとおり。
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(トラベルボイス編集部)