消費者金融業のSMBCコンシューマーファイナンスでは、20代の男女を対象に「金銭感覚についての意識調査」を実施した。それによると、「現在の生活全般の豊かさに満足」との回答は59.4%で過半数を占める結果だった。一方、「精神的豊かさに満足」は51.2%、「経済的な豊かさに満足」は33.5%となっており、豊かさとはお金からくるものだけではないと考えられている傾向がみられた。
また、経済的な豊かさに関する回答では、学生の49.8%、会社員の33.4%が「満足」と回答。生活環境や経済基盤の変化に応じて「豊かさ」についてのとらえ方も異なる様子が明らかになった。
お金の使い方・使い道に関する意識では、全体の90.3%が「同じ商品・サービスを検討する際は必ず最安値をチェックする」と回答。その反面、70.1%が「消費よりも貯金に喜びを感じる」、68.8%が「少し背伸びしてよいものにお金をかけることに喜びを感じる」といった意識も判明した。20代の若者が敏感な金銭感覚を持っており、将来に備えた堅実さを意識しながらも、自分の価値観に応じた商品・サービスには投資・消費をしたいと考える傾向が確認できた。
消費意識についてのグラフは以下のとおり。
この調査は、2014年11月14日~18日の間、国内の20歳~29歳の男女1000名を対象にインターネット上で実施された。