フィンランド航空グループ(AY)が拠点を置くフィンランドのヘルシンキ・ヴァンター空港は、2015年1月15日から日本人旅客に対する入国審査の自動化ゲートを試験的に導入した。旅券の冊子中央にICチップや通信を行うカードが組み込まれた日本の「ICパスポート」を持つ旅客が対象。ヘルシンキ空港のシェンゲン協定加盟国(欧州内26カ国)への入出国エリアに入国する際に利用する。
ヘルシンキ空港では、2012年から出国審査におけて、日本人利用者向けの自動化ゲートを先行導入している。入国審査にも導入することにより、入国時の所用時間も大幅に短縮されることが予想され、よりスムーズで快適な入出国ができるようになる。
空港施設のサービス拡充の動きとともに、フィンエアーグループは同空港内の施設拡充に力を入れており、2014年7月にはグループやワンワールド加盟会社のカードの上級会員が利用できる新しいプレミアムラウンジを開設するなど、快適な空間づくりに努めている。
(トラベルボイス編集部)