日本航空(JL)は2015年5月12日より、中国バイドゥ(百度)グループが運営する旅行検索サービス「Qunar.com(チューナー)」に全便のフライト情報を提供する。バイドゥ日本法人とJALが業務提携を締結したことによるサービス展開。
今後はJALの全路線のフライト情報(便名、料金、発着地、時間など)を「Qunar.com 航空券検索」から検索できるようになり、利用者はサイト内に設けられた「航空券購入」ボタンからJALの公式サイトへアクセスし、速やかに購入完了できる。
同機能はウェブサイトのほか、スマートフォンアプリからも利用可能だ。
バイドゥ資料によると「Qunar.com」は、2005年創設。中国初となる旅行検索サービスを開始後、2011年に同社グループとなり、2013年には米NASDAQに上場した。中国国内外のオンライン航空券、ホテル予約、鉄道チケット、ツアーパッケージなどの情報をリアルタイムで提供し、全世界でカバーする航空路線は10万件以上、2014年第1四半期の発券数は1750万枚。ホテルなど宿泊施設は50万件以上、2014年第1四半期の宿泊者数は960万人。 「Qunar.Com」旅行アプリのダウンロード数は2億7000万。