電通とコロプラ、位置情報ビックデータ利用のマーケティングサービス開始、観光・旅行業などが対象

スマートフォン用ゲームアプリ開発を行うコロプラと電通は、2015年5月20日、位置情報ビッグデータの分析結果を利用した新たなマーケティングサービス「miraichi(ミライチ)」を発表した。観光・旅行業やテーマパーク運営、流通・小売業のほか、都市開発を行う組織や自治体などが広くターゲットとなる見通し。

新サービスは、コロプラがKDDIと共同ですでに実施中の観光動態調査・商圏分析サービス「Location Trends」で得られた統計データを基にするもの。目的に応じてその結果を分析して可視化すると同時に、電通が持つマーケティングのノウハウを生かして事業戦略の提案につなげる。

具体的には、対象地域を訪れる人の性別や年齢、滞在時間、訪問頻度、移動前にいた地域といった情報を時間軸に沿って分析。商圏の検討や店舗開設戦略、販促活動の計画や効果測定などを行うもので、事前に大手流通企業とともに実施した実証実験では、店舗での顧客分析や課題分析などに大きな効果があったとしている。


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