JAL、燃油サーチャージを8月発券以降も同額で継続

日本航空(JL)は、2015年4月~7月発券分の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を、2015年8月・9月発券分でも同額で継続する。海外の一部航空会社では、燃油の値下がり傾向などで廃止の方針を打ちだす企業がでてきているが、JALの適用条件が廃止(非適用)にいたらなかった。

JALは、燃油特別付加運賃額を2カ月ごとに、直近2カ月間の燃油市況価格平均で見直している。今回の適用判断の基準となる2015年4月から5月のシンガポールケロシン市況価格2カ月平均は、1バレルあたり74.76米ドル。同期間の為替平均1米ドル120.10円を乗じたシンガポールケロシン市況の円貨換算額が8979円だったことから、適用条件表のZone C(8000円基準)の金額として一区間あたり以下の金額で燃油サーチャージを継続する。

  • 韓国・極東ロシア : 500円
  • 中国・台湾・香港: 2500円
  • グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム: 3000円
  • タイ・シンガポール・マレーシア : 4500円
  • インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ: 6000円
  • 北米・欧州・中東・オセアニア:1万500円

なお、2015年10月以降発券分の燃油サーチャージについては、2015年8月に発表される予定。それまで 2カ月間の市況平均が1バレルあたり6000円を下回った場合、燃油サーチャージは適用されないこととなる。


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