外国人が感じる夏の暑さ、室温28度は「耐えられない」が3割 ―ダイキン調べ

ダイキン工業が東京で仕事をする外国人100人聞いた「東京の夏の暑さ」に関する調査で、オフィスの室温を28℃とする設定が「暑くて耐えられない」が29%を占め、「暑くてやや不快」と合わせると8割以上となることが分かった。快適な温度は「24℃」(19%)が最多となっている。

オフィスの室温に関する回答結果は以下のとおり。

ダイキン工業:報道資料より

 

不快さNO1のビジネスシーンは「通勤」

外国人が不快な暑さを感じるシーンは、「通勤時」(51%)が最も多く、次いで「外出などで屋外にいるとき」(31%)、「自社のオフィスにいるとき」(11%)だった。世界的にみても東京特有の現象ともいえる満員電車での通勤は、外国人にとって珍しいものである一方、自国はみない状況ゆえに一層外国人の不快な経験につながることもありそうだ。

暑さを感じるビジネスシーンは以下のとおり。

ダイキン工業:報道資料より

クールビズ実施の理由は「涼しくて快適・楽」が多数

日本で実施している「クールビズ」を意識した服装の実施率は、中東/アフリカ出身の外国人にもっとも好評で、73%が「ほぼ毎日している」と回答。一方で、ヨーロッパ出身者では39%にとどまった。

その理由は、「涼しくて快適・楽なため」が79%で最多、次いで「節電・省エネにつながると思うため」「ジャケットやネクタイが好きではないため」が30%で同位となった。日本人で「節電・省エネ」を理由に挙げる人が51%あることと比較すると、外国人では現実的な理由が多いといえる。


自国の人へのアドバイスは「自分で自分の身を守る」テクニックがらみが複数

東京で仕事をすることになった自国の人へのアドバイスとしては、「外出する前に天気予報を確認すること(トルコ出身・男性)」「電車に乗る際は、リフレッシュするためのタオルを用意すること(イギリス出身・女性)」といった内容のほか、「通勤はピーク時を避けること(インド出身・男性)」「覚悟がなければ、早く帰った方がいい(台湾出身・女性)」といった、「しっかり自分の身を守る」テクニックがらみのアドバイスが複数みられた。

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