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エクスペディア・ジャパンは日本人のアジア旅行人気の高まりを受け、「アジア各国の“観光コスパ”ランキング」を発表した。
エクスペディアのアジア主要都市への予約状況は、バンコクの94%増を筆頭に、セブ島が82%増、ハノイが63%増、バリが38%増など大幅に増加しており、その要因を「円安」と「LCC」、そして現地の物価安による「観光コスパ(コストフォーマンス)」だとする。
「観光コスパ」をアジア11か国地域を対象に、5つ星ホテル宿泊を含む1日の観光費用で比較したところ、コストパフォーマンス1位はクアラルンプールとなった。1日1万5904円で、東京の6万3017円と比べ約4分の1で観光滞在が楽しめる。また同じ日本でも、沖縄は4万2700円で東京の約65%の費用で楽しめることも判明した。
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宿泊費なしの場合、観光コスパ1位はハノイに。食事3回とビール2杯、電車2回、タクシー2回で1日991円となり、東京(5027円)の5分の1の価格だった。各費用で国ごとの差が大きかったのは、食事代とタクシー代だという。
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例えばタクシーの初乗り料金は、1位のハノイ(56円)は東京(730円)の13分の1、1食あたりの食事代は1位のバンコク(176円)は東京(900円)の5分の1となった。
東京はビール代以外でいずれもワースト1位。ビールは243円で、11か国地域中8位だった。ビールのコスパワースト1位はシンガポールで633円。ワースト2位の2倍の価格差で圧倒した。