サメ目撃で海水浴場閉鎖の茨城県大洗町、防護ネットや監視など対策を発表

隣接する市町村におけるサメの目撃情報を受け、海水浴場の遊泳を禁止していた茨城県大洗町は、2015年8月8日から遊泳禁止を解除した。地元漁協やライフセーバーの協力を受け、 防護ネットの設置や監視体制の強化を実施。首都圏から近く、県内一の観光客数を誇る海洋型リゾート地だけに、迅速な安全対策を行い、夏の繁忙期の要でもあるお盆期間における集客を取り戻したい考えだ。

茨城県では、8月4日夕方に大洗町に隣接する鉾田市沿岸部でサメの目撃情報があり、翌日に茨城県警や茨城海上保安部などが捜索を行い、鉾田市沿岸部においてサメを発見。県警からの情報提供を受け、鉾田市、大洗町、ひたちなか市、鹿嶋市など茨城県内各所の海水浴場で遊泳禁止の措置が取られていた。

連日にわたる報道のなか、大洗町は緊急対策会議を開き、海水浴場開設に当たってアバ(遊泳エリアを仕切るブイやロープ)などの設置や監視所での監視、 マリンジェットなどでの定期的な巡回を地元漁協が行い、安全対策を行っている。8月7日には、大洗町漁業協同組合の協力により、遊泳エリアを囲むようにサメの防護ネットを設置。ネットは仮にサメなどが遊泳エリアに近づいても、サメなどの体にまとわりつき動けなくする効果があるという。そのほか、海水浴場の遊泳エリアには漁協の漁師がマリンジェットで監視。砂浜からライフセーバーや監視員らが監視するなど安全対策を整えた。

茨城県・大洗町観光情報サイト「よかっぺ 大洗」


http://www.oarai-info.jp/top.htm

「大洗サンビーチ海水浴場」概要


・開設期間:2015年7月18日(土)~8月23日(日)
・住所:茨城県東茨城郡大洗町大貫町地先
・営業時間:8:00~16:00
・アクセス:(自家用車)北関東自動車道・東水戸道路水戸大洗ICから約15分
(電車)大洗鹿島線大洗駅からバスで約10分
・駐車場:7000台 普通乗用車(1000円/日)中型乗用車(1300円/日)、大型乗用車(3000円/日)二輪駆動車(400円/日)
※障害者手帳の提示で駐車料金無料
・トイレ:8カ所
・公共シャワー:4カ所
・問い合わせ先:大洗町商工観光課 TEL:029-267-5111

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