世界210カ国・28産業を対象に市場分析を行うユーロモニターインターナショナル社がとりまとめた航空市場規模調査で、2014年の搭乗者数は、レガシーキャリア(既存の航空会社)が前年比4.1%の27億3044万人であるのに対し、LCC(格安航空会社、ローコストキャリア)が前年比7.9%増の12億1100万人となった。
レガシーキャリアとLCCの搭乗者数遷移は以下のとおり。
市場規模はレガシーキャリアが2倍以上の大きさとなっているものの、伸び率では3ポイント以上の差をつけてLCCが勢いを見せる結果となっている。
また、同社が独自に算出した2015年から2019年までの予測では、2019年の搭乗者数はLCCで16億7880万人、レガシーキャリアで33億2197万人まで成長する見通しとなった。
2019年時点の伸び率は、レガシーキャリアが前年比3.7%増、LCCが6.4%となる見通し。いずれも2014年の時点よりも伸びが控えめとなるものの、安定的な成長が見込まれる結果となっている。
本記事やグラフは、ユーロモニターインターナショナル社の市場調査データベース「Passport Travel and Tourism 2015」のデータに基づいてトラベルボイス編集部が編集・作成した。
(トラベルボイス編集部)