観光庁、外国人旅行者向け災害アプリに「噴火情報」など追加、大雨・暴風など特別警報時にはプッシュ通知

観光庁は、自然災害の多い日本で外国人旅行者が安心安全に旅できるように2014年10月に提供開始した外国人旅行者向けプッシュ型情報発信アプリ「Safety tips」の情報に水害や火山の噴火などの自然災害情報を追加した。対応言語では、英語のほかに中国語(繁体字/簡体字)・韓国語・日本語を追加。日本語の追加は、宿泊施設や観光施設など受入施設側に外国人旅行者への対応促進するためのものだという。

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これまで「Safety tips」では、情報配信のメインを地震・津波としてきたが、自然災害情報を追加することで訪日外国人旅行者が安心して旅行することのできる環境を整える。緊急地震速報では、「緊急地震速報の多言語辞書」に基づいた翻訳に統一化を図った。

今回追加された自然災害情報は以下の通り。

【気象情報】

  • 大雨・大雪・暴風・暴風雪・波浪・高潮・洪水に関する気象情報(警報以上)

プッシュ型情報発信の対象に、従来の緊急地震速報、津波警報に加えて気象(大雨・大雪・暴風・暴風雪・波浪・高潮)特別警報を追加(地震は震度4以上の緊急地震速報を対象)。

【噴火情報】

  • 日本国内で発令されている噴火情報

火山の位置図や発令されている警戒レベルなどの詳細情報、レベル別の対応行動などの説明を掲載。

なお、観光庁によるとアプリ稼働から、これまでに緊急地震速報に対して合計4回のプッシュ型情報を発信しているという。

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