日本発着クルーズで「ドライブ＆クルーズ」、コスタクルーズが舞鶴港に大型無料駐車場を用意

コスタクルーズは、2016年から開始する日本発着クルーズで「ドライブ＆クルーズ」を打ち出し、日本のクルーズ需要の拡大を図る。

コスタクルーズでは2016年7月～9月まで、計10回の日本発着クルーズを予定。特徴は日本人の休暇スタイルにあわせた5泊6日のショートクルーズの設定としたことで、そのため、発着港を海外港（釜山）にアクセスしやすい福岡、舞鶴、金沢の日本海側とし、東京や横浜などの最大市場から直接発着しないルートとなっている。

そこで遠方からの乗船客に向けては、乗船地までの列車を付けた「レール＆クルーズ」を旅行会社と連携して設定。さらに、新しいコンセプト「ドライブ＆クルーズ」で、自家用車でアクセスできる圏内の乗船客に訴求する。これにより、遠方と近場の双方の需要を取り込む考えだ。

これに向け、地方自治体との連携を進化。まずは舞鶴発着クルーズに対し、京都府舞鶴市の協力のもと、舞鶴港埠頭に大型の無料駐車場を用意することが決定した。これにより、関西地区からのアクセス利便を向上でき、子ども連れのファミリーや荷物の多い旅行者の利用を見込む。今後も他の自治体との連携を進め、乗客や港のある自治体など、それぞれのニーズを満たすクルーズ運航を目指すとしている。