京都文化交流コンベンションビューローはこのほど、2015年の外国人客宿泊状況調査(年間集計)結果を発表した。それによると、宿泊者に占める外国人の利用割合は、前年比6.2ポイント増の35.1%。7月には調査開始以来最高となる41.0%を記録。すべての月で前年比を上回っる結果となった。
外国人の利用割合と稼働率の2015の月次遷移は以下のとおり。
市場別の構成比では、1位が構成比22.5%で台湾(前年比124.1%)、2位は構成比19.9%で中国(前年比222.8%)、3位は構成比12.3%でアメリカ(前年比127.1%)の順。2014年は中国の構成比が台湾の約半分だったが、2015年はわずか2.6ポイント差にまで縮小。また、2月の春節休暇時期は宿泊者全体の6割以上が台湾と中国からの旅行者だったという。
市場別の構成比と前年比は以下のとおり。
この調査は、市内の30施設8386施設が対象。年間集計の対象は27施設7892室。外国人宿泊客数、日本人宿泊客数、構成比、前年比は「実人数」の集計によるもの。2015年11月までは「延べ部屋数」を使用して分析・集計をおこなってきたが、日本政府観光局(JNTO)に合わせて今回分より「実人数」を採用することとした。