エクスペディア傘下の個人宅レンタルサービス「ホームアウェイ(HomeAway)」はこのほど、利用者のオンライン予約を推進させる新たな取り組み数を発表した。物件オーナーや管理者、旅行者向けに複数の新サービスを用意し、米国を対象に順次展開していく予定だ。
物件のオーナーや管理者向けには、7月11日から適用される新たな料金体系を発表した。従来の5段階レベルの価格設定を撤廃して年間一律の利用料金制に変更するもので、その際、オンライン予約が可能な物件の料金は年間349ドル、オンライン予約ができない物件には499ドルを適用する。また、予約手数料(ペイ・パー・ブッキング モデル)は現行の10%から8%に引き下げる。ホストは年間登録かペイパーブッキングのいずれかのモデルを選択できるようになる。
同時に、旅行者向けには、検索機能を向上して「ベスト・マッチングシステム」をリリース。旅行者個人に応じた宿泊先を提案できるようにした。
なお、物件オーナーには、これまでよりも細かく自分の物件のパフォーマンスを把握できるデータと分析結果も提供。これにより、近隣エリアの類似した物件との比較も可能となるいう。さらに、旅行者をレイティングする機能を提供し、予約を受けるかどうかの判断に役立てることができるようにする。
これらの取り組みを通じて、同社は旅行者によるオンライン利用経験をさらに向上する考えだ。