東京商工リサーチによると、2016年5月の旅行業の倒産件数は、前年同月より2件増の3件だった。
負債総額は6億6600万円で、前年同月の4000万円よりも6億2600万円の大幅増。3件のうち、東京・港区で南米ツアーや留学を扱う海外移住旅行社が負債総額5億円で破産したことで合計負債額が大幅に増加した。
宿泊業の倒産件数は3件で、昨年の4件から1件減少。負債総額は前年比78.4%減の1億3500万円となった。
福島県の温泉旅館「AOI(旧・(有)穴原温泉いづみや)が負債総額1億円で倒産。その他2社はすでに事業を停止している企業の最終債務処理的な破産。いずれも負債総額は1億円未満で低水準だった。