オンライン宿泊予約サービス大手のブッキング・ドットコム・ジャパンは、宿泊施設向けのデータ分析ツール「ブッキング・ドットコム・アナリティクス(Booking.com Analytics)」とリアルタイムで販促アドバイスをおこなうサービスを提供開始した。世界の約95万軒の提携施設を対象に、施設ごとのカスタマイズ性を重視したソリューションとして展開していく。
「ブッキング・ドットコム・アナリティクス」では、同社独自のデータを使った売上実績関連レポートや競合施設との売上比較機能が充実している点が特徴だ。例えば競合比較では、所在地やホテルランク・タイプにもとづく比較表示や、独自に設定した10施設との比較、同じエリア内の全施設との比較などが可能。推移の比較やランキングを使った比較検討もできる。
売上データでは過去一年間の実績を容易に把握できるほか、予約者がサービスにアクセスした国・端末種別・旅行目的を示す「予約者データ」、予約日と実際の宿泊日の間隔を示す「リードタイム情報」などを提供。複数の情報をもとに予約者の行動をモニタリングできるようになっている。
さらにダッシュボード画面では、同社独自のデータとロジックを使った「リアルタイム・販促アドバイス」も提供する。宿泊施設はこれらの情報を定期的にチェックすることで、コンテンツの効果的な露出や売り上げ増加、改善点の把握につなげることができる。
なお、これらのツールは42か国語に対応。今後新規レポート機能のリリースも予定されているという。
データ分析画面のイメージは以下のとおり。
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