電通、外国人旅行者の行動分析ツールを提供開始、サービス名は「いいデータ」、ナビタイムやジョルテ等と連携

電通は2016年8月上旬より、訪日外国人の行動データ分析ソリューション「いいデータ(Inbound Infographic Data)」の提供を開始する。

今回のサービスは、ナビタイムが提供する訪日外国人向けアプリ「NAVITIME For Japan Travel」とジョルテのカレンダーアプリ「ジョルテ – カレンダー&システム手帳」に、ブログウォッチャー社の「プロファイルパスポート」開発ツール(SDK)を組み込むことで実現するもの。許諾を得たうえで外国人のアプリから属性・位置情報データを取得し、データの可視化・分析ツールを企業向けに提供。インバウンドマーケティング活動の支援につなげていく。

行動データを分析する切り口は、外国人が利用中のデバイスやOS、国籍、訪問目的、性別、アプリダウンロード場所といった属性情報のほか、エリア別訪問回数、周遊ヒートマップ、メッシュデータなどさまざま。企業はこれらのデータを用いてユーザー個人向けにパーソナライズした情報配信ができるようになる。

「いいデータ」は、電通とブログウォッチャーが経済産業省の「2014年補正先端課題に対応したベンチャー事業化支援等事業」(地域におけるデータ活用実証事業)」で得たデータをもとに自社開発したもの。一部の機能は無料で提供する予定となっている。

分析ツールからの出力結果イメージ(抜粋)は以下のとおり。

各種属性データの分析結果

電通:報道資料より

外国人によるエリア別訪問回数の分析

電通:報道資料より

周遊ヒートマップ(移動経路)をエリアごと集計・分析結果

電通:報道資料より

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