箱根ロープウェイが全線開通、火山活動の新たな火口が絶景ポイントに

昨年の火山活動の影響で立ち入り禁止となっていた箱根・大涌谷園地が2016年7月26日、再開された。同時に、箱根ロープウェイも全線で開通した。ロープウェイでは、火山活動で新たにできた火口を上空から見ることができ、新たな絶景ポイントとなっている。同時に、強羅と芦ノ湖を結ぶ観光ルートも再開。なお、大涌谷自然研究路とハイキングコースの一部は引き続き閉鎖中となっている。

箱根町では、火山活動発生以来、防災と観光の両側面から住民と協力して防災対策を推進。そのなかで、火山活動により生成された芦ノ湖や変化に富む地形など、さまざまな自然の恩恵を受けた世界有数の「火山温泉観光地」であることを再確認したという。

2016年6月3日の大涌谷の様子(15-1, 15-2, 15-3, 15-4は新たにできた火口と噴気孔):箱根町 報道資料より

箱根町の山口昇士町長は、長い間にわたり多くの人々から支援を受けたことに感謝の意とともに「今回のロープウェイ開通と大涌谷園地の一部開放は、箱根が再始動する絶好の機会と考えている」とコメント。引き続きオール箱根体制で観光と防災の両側面から火山に関する情報発信を強化し、観光活性化に臨む考え。


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