ドイツ観光局、観光パンフレットを100%オンライン化、2017年から印刷物は配布終了へ

ドイツ観光局は、2016年11月30日で、消費者向けの観光パンフレット配布サービスを完全に終了する。情報の提供手段を、ホームページやメールマガジンなどオンライン媒体のみに集約する方針を明らかにした。

同観光局は、2013年に政府観光局として初めて、持続可能性に関する国際的な評価基準「グリーングローブ認定証」を獲得するなど、サステナブル・ツーリズム(持続可能な観光の在り方)をモットーとした観光プロモーション活動を追求してきた。今回の方針はその一環としている。

今回の発表について同観光局は「インターネットが年代性別問わずグローバルに普及しており、特に旅行情報の入手元としては最も利用される媒体になっている。日本ではすでに90%以上の人が、旅行を計画する際、インターネットを利用している」と説明。こうしたなか、「常にフレッシュな情報が入手できるインターネット」を活用し、今後、さらなるコンテンツの充実に取り組む考えだ。

ドイツ観光局の観光パンフレットは、一部を除き、今後もホームページ上に設けられた「Eパンフレット(eBrochures)」コーナーで見ることが可能。

またこれに伴い、旅行会社のイベントやツアー参加者へのノベルティとして提供していた観光パンフレットの提供も終了する。現在、残っている各種パンフレットの在庫は、2016年11月末までに処分する。ドイツ観光局発行の「ドイツ旅のポケットガイド」など、印刷媒体の在庫処分に関する詳細は以下へ。


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