カナダ・トロントの観光スポット「CNタワー」で、来場者に向けたデジタルサービスが開始された。IoTソリューションを提供するHPEアルバ(Aruba, a Hewlett Packard Enterprise Company)が、現地での高速無線LAN環境や来場者専用アプリを開発したもの。
これにより、来場者はタワー全域で、無料の高速Wi-Fiに接続できるほか、位置情報機能に対応するアプリを使って施設内の目的スポットを探索できるようになった。さらに、現在地周辺に関する情報受信や、チケットの購入、レストラン予約なども可能に。独自の専用帯域やネットワーク全体の監視・管理機能も充実しているため、タワー内で行われる夕食会や結婚式、企業イベントなどにもスムーズに対応できるという。
現在、アプリのダウンロード数はすでに4000件を突破。将来的には従業員向けの新規Wi-Fi環境も用意し、業務効率向上につなげるほか、常時接続型の「非常ボタン」なども提供する計画があるという。
CNタワー専用アプリの画面イメージは以下のとおり。