Airbnbはこのほど、2016年に同サービスを利用した訪日外国人ゲストが300万人に達したことを発表した。2015年の年間累計ゲスト数は約130万人。すでに前年比130%増を記録したことになる。
同社の調査によれば、Airbnbを利用した訪日旅行者の支出額は1日あたり292ドル(大阪が264ドル、東京が321ドル)。そのうち34%が飲食関連、40%がショッピング関連費用だった。宿泊費以外の支出のうち約3割が滞在先のエリアで消費されていることから、Airbnbでは地元経済に好影響をもたらしているとした。
また出身地域では、訪日旅行者のうちアジアからのゲストが69%と最多。次いでヨーロッパからが12%、米国からが12%、オーストラリアやニュージーランドからが6%。国別では、韓国、中国、米国がトップ3となった。
宿泊者の世代別にみると、世界的にAirbnbの利用率が急増しているミレニアル世代が、訪日インバウンドでも多数を占めることが判明。そのうち18歳~24歳が23%、25歳~34歳が46%を占めた。
同社によれば、日本は最も急成長している市場の一つで、世界中のAirbnb利用客の約1割が日本を訪問したことになるという。また、今回の300万人達成は日本におけるホームシェアリングサービスの普及を示すマイルストーンになりうるとしている。
出身国別の利用者数トップ10は以下のとおり。
Airbnb を利用したインバウンドゲストの出身国 トップ 10
- 韓国
- 中国(香港を除く)
- アメリカ
- 香港
- 台湾
- オーストラリア
- シンガポール
- タイランド
- マレーシア
- フランス
今回示された統計値は、Airbnb 内部のデータと 2015年10月~2016年10月に実施したホスト/ゲスト調査の結果を基に作成された。