旅行予約サービス「楽天トラベル」はこのほど2016年年末年始(2016年12月23日~2017年1月3日まで)の予約実績をもとに国内旅行動向をとりまとめた。それによると、12月23日から25日までの3連休の予約が昨年の約1.9倍で好調。国内旅行全体は12.0%増で堅調に推移した。
人気上昇率の1位は大分県で前年比33%増。次いで大阪(32%増)、奈良県(28.1%増)、和歌山県(22.5%増)と続いた。大分県は「九州ふっこう割」により伸びが大きく、特に九州在住者による申し込みが前年比60%増になった。また、NHK大河ドラマ「真田丸」関連などで大阪や和歌山に人気に。奈良県では世界遺産の春日大社の式年造替などがあったことで、2位から4位までは近畿エリアが占めた。なお、宿泊者は男女2名利用が約2割増、年代別では20代の若年層が約3割増。商品別では、航空券と宿泊をセットにするダイナミックパッケージが約3割増だったという。
2016年の年末年始国内旅行先 人気上昇エリアランキング上位は以下のとおり。
2016年年末年始 国内旅行先 人気上昇率ランキング
- 1位:大分県(33.4%増)
- 2位:大阪府(32.0%増)
- 3位:奈良県(28.1%増)
- 4位:和歌山県(22.5%増)
- 5位:沖縄県(21.9%増)
- 6位:神奈川県(18.8%増)
- 7位:栃木県(16.9%増)
- 8位:愛媛県(16.1%増)
- 8位:東京都(16.1%増)
- 8位:広島県(16.1%増)
この調査は国内宿泊を対象に予約人泊数実績をもとに実施したもの。調査日は 2016年11月25日。旅行の対象期間は2016年12月23日から2017年1月3日まで。