KNT-CTホールディングスの2016年11月の取扱額は、前年比5.6%減の450億7139万円となった。内訳は、国内旅行が5.9%減の317億1106万円、海外旅行が8.3%減の109億4749万円、外国人旅行が16.5%増の16億4527万円。
国内旅行は、団体旅行が1.5%増の100億4554万円と前年を上回ったものの、企画旅行は10.5%減の175億7146万円と2ケタ減。自社企画のメイトは、北海道以外は前年を下回った。団体旅行は学生団体が3.2%増と好調で、微減となった一般団体をカバーした。クラブツーリズムもバス旅行が11.8%減、バス旅行以外の国内旅行も5.8%減となり、合計7.1%減の120億8363万円でマイナス推移だった。
海外旅行は、団体旅行が13.6%減39億6134万円と不振。学生団体は30.8%増となったものの、一般団体が31.0%減と大きく落ち込んだ。企画旅行は3.7%減44億882万円、個人旅行は7.2%減の25億7732万円。自社企画のホリデイはテロの影響で欧州が不調。取扱人数ではアジア、豪州、米国本土、ハワイが前年を上回ったものの、その他は前年割れとなった。クラブツーリズムでは東地中海、北欧、ロシア、豪州が好調だったものの、その他方面の不振で3.5%減の31億6420万円となった。
ただし、クラブツーリズムのテーマ旅行については、国内旅行のハイキングやひとり旅などの紅葉商品や女性限定商品を中心に、海外も東欧などが牽引し、7.5%増と好調だった。