エクスペディア・クルーズシップ・センターは、2016年の取扱予約高が5億6000万ドル(約616億円)以上となり、過去最高を記録したことを明らかにした。同センターはエクスペディアが北米で展開するクルーズ販売旅行代理店のフランチャイズ・チェーン。昨年は加盟店舗数も33カ所増え、新しく1300人のバケーション・コンサルタントが加わった。さらに今年も40カ所の新規オープンを予定しており、取扱高の記録更新も期待できるとしている。
現在、同センターがフランチャイズ展開するクルーズ取扱店舗数は230カ所。今後5年間で、500店舗の展開を目標に掲げている。
昨年はクルーズ業界全体が好調だったことも一因という。国際クルーズライン協会(CLIA)のレポートによると、2016年は全般的なクルーズ料金の値下がりに伴い、乗船客数は前年比9%増の2420万人に拡大した。また10年前は1580万人だったクルーズ乗客数が、2017年には2530万人に達すると予測している。
来シーズンに新たに商品化予定のクルーズには、新しい海域やリバークルーズ、テーマ・クルーズなどが計26、新型クルーズ船への投資額は68億ドル(7480億円)以上あるなど、クルーズの内容も拡充しているという。
※円換算は1ドル110円としてトラベルボイス編集部が算出。
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