日立システムズ、山形県河北町と観光と産業振興を共同推進、ICT活用で施策の検討から試行まで

山形県川北町と河北町観光協会、日立システムズは、地域産業振興と観光による地域活性化を共同推進することで合意した。

日立システムズは、システム構築から運用、監視、保守などを行なうITサービス企業。合意に伴い、日立システムズは地方創生ビジネスなどを手掛けるインテンス・アンド・アソシエーツと連携し、ICTを活用した地域産業活性化の施策立案や広報活動の実施、観光客誘客施策を試行する。

具体的には、地域産業活性化では名産の紅花を中心に振興策の検討と試行を実施。現在では通年栽培が難しい紅花を、ICTを活用して通年栽培ができる方法を検討する。また、広報活動を担う「べに花おとめ(仮称)」を国内外から3名起用し、デジタルコンテンツを活用した観光客誘致も行なう。

例えば、「べに花おとめ」が紅花の通年栽培実験や紅染め、紅花を活用した商品開発を体験し、その活動内容や河北町の魅力をSNSなどで発信。日本のみならず、アジア各地域のウェブメディアで配信し、観光客の誘致とともに地域産業活性化を図る。

なお、「べに花おとめ」は将来的に地域の農業後継者として活躍ができる人材を登用する予定。農業の担い手不足解消やリーダー育成にもつなげるとしている。

日立システムズ発表資料より

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