アマデウスと豪州アデレード空港が、完全自動空港管理システムの導入でパートナーシップ締結を行なった。
アデレード空港は年間利用旅客800万人超、2034年には1800万超に拡大が見込まれており、アジア太平洋地域最大級のビジネスセンターを目指した成長計画を行なっているところ。今回の提携はその実現を目的とするもので、基幹業務ITシステムをアマデウスが提供する航空・空港データ管理の自動システムに刷新。空港の駐機、搭乗ゲート、チェックインカウンター、顧客情報、その他基幹空港ターミナルサービスに関する管理を合理化する。
これはオセアニア地域で初導入されるシステム。アマデウスではアジア太平洋地域での空港向けITビジネスを継続拡大していく方針だ。
今回実装するのは、「Amadeus Airport Operational Database」「Amadeus Airport Fixed Resource Management Solution」「Amadeus Flight Information Display System」の3製品。これらにより、最新式の予測ツールによる(1)高度なシナリオモデリング、正確なフライトデータとリソースプランニングの統合による(2)業界最高レベルのフライト・手荷物情報の表示、空港CDM基準を埋め込んだ空港管理システムによる(3)将来を見据えた取り組み、が可能になるという。