観光庁が発表した2017年6月(第2次速報)の宿泊旅行統計調査によると、延べ宿泊数は前年比2.1%増の3768万人泊。そのうち日本人延べ宿泊者数は0.8%増の3152万人泊、外国人は9.5%増の616万人泊。外国人宿泊者数は6月として調査開始以来の最高値となった。
一方、2017年7月(第1次速報)は、全体が2.8%増の4558万人泊、日本人が1.0%増の3798万人泊、外国人が13.1%増の760万人泊。
延べ宿泊者数の推移は以下のとおり。
6月の外国人宿泊者数を宿泊地別でみると、三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫)で前年比6.5%増、三大都市圏以外の地方部で14.7%増。地方部の伸びが三大都市圏を大きく上回る結果となった。
2017年6月の客室稼働率は全体で58.3%。2017年7月は全体で63.2%だった。
6月に稼働率が80%を超えた都道府県は、シティホテルで7か所、ビジネスホテルで4か所、リゾートホテルで1か所。大阪は全国で最も高く80%。そのうち、タイプ別ではシティホテルとリゾートホテルが88.0%と極めて高い数値を記録。ビジネスホテルも82.7%となった。